【行政書士開業準備】名刺について

しばらく当ブログを更新していませんでしたが、おかげさまで、4月15日に無事行政書士登録となり、営業を開始しています。

最新情報は、幣行政書士事務所のホームページFacebookTwitterで配信していますので、このブログでは、試験勉強や開業準備や開業後の事を、振り返ったり、まとめたりするブログとして存続させていこうと思います。

今日は行政書士の名刺の話題です。

行政書士として活動するにあたって最も重要なモノの一つとして、名刺があげられるとと思います。

私は、現時点で4種類の名刺を作成しました、

それは、

  1. 開業前の名刺
  2. NG名刺
  3. 写真なし名刺
  4. 写真付き名刺

です。

これらの名刺について、それぞれ説明します。

開業前の名刺

行政書士試験に合格しただけでは、行政書士ではありません。

行政書士会に登録して初めて「行政書士」と名乗れますので、”
行政書士事務所の開業準備をしている”ということを知らせる名刺を作成しました。

ただし、私の場合、自宅が賃貸で、事務所としての使用が認められない条件の場所でしたので、事務所の場所が確定してからこの名刺を作成しました。(事務所については別の記事でご紹介します)

微妙な名刺なので身内などに30枚程度しか配っていませんが、オンライン名刺作成の練習になりました。

名刺はラクスルで作成しました。

ラクスルはGoogle検索でいくつかヒットするオンライン名刺のうち、もっとも自分に合いそうなデザインがあったので、ここを使うことに決めました。

表面・裏面の両面印刷、表面は光沢仕上げ100枚で、送料込み741円です。


ラクスルのすばらしいところは、オンライン上で自分で自由に名刺のデザインを作成し、保存し、印刷注文できることです。

ただし、本当に自由なので、すべて自己責任です。

この名刺、表面の字が小さすぎて、読みずらいので、その点が失敗です。

裏面については、下の四角の中に「○○○○○○」とありますが、本来はお客様に検索してほしい文字を入れるべきです。

このように、ダメな部分があっても、ラクスル側がチェックしてくれたりはしません。(別途費用を払えばチェックしてくれるようです)

デザインについて

デザインについては、以前まこなり社長がYouTubeですすめていた、「ノンデザイナーズ・デザインブック」という本で勉強しました。

この本は、”デザイナーでない人”のためのデザインの本です。

名刺作成という点では、フォントの選び方、配置などで見る側がどのような印象を受けるかを勉強できます。

私は、WEBマーケティングを通算10年程やってきましたが、この本の内容は、名刺だけではなく、ホームページの作成、チラシの作成にも役に立っています。

NG名刺

4月15日に行政書士登録が完了するとわかり、ラクスルに注文した2種類目の名刺がこれです。

ところがこれは、完全ボツ名刺です。なぜだかわかりますか?

左上の「日本行政書士会連合会」という表記がNGです。

Googleで、「行政書士 名刺」と入力して、画像検索すると、いくつか「日本行政書士会連合会」と書かれた名刺サンプルがヒットしますので(例)、私は安易に、「東京以外でも営業活動するから」という理由で、この名刺を作成してしまいました。

「日本行政書士会連合会」名刺がNGな理由

この名刺がNGな理由は行政書士法にあります。

まず、行政書士は、各都道府県の行政書士会に所属することになります。その根拠条文は、行政書士法第15条です。

(行政書士会)

第十五条 行政書士は、都道府県の区域ごとに、会則を定めて、一箇の行政書士会を設立しなければならない。

 行政書士会は、会員の品位を保持し、その業務の改善進歩を図るため、会員の指導及び連絡に関する事務を行うことを目的とする。

 行政書士会は、法人とする。

 一般社団法人及び一般財団法人に関する法律第四条及び第七十八条の規定は、行政書士会に準用する。

そして、行政書士会連合会は各都道府県の行政書士会が設立するものであって、行政書士個々人が設立するものではありません。根拠条文は行政書士法第18条です。

(日本行政書士会連合会)

第十八条 全国の行政書士会は、会則を定めて、日本行政書士会連合会を設立しなければならない。

 日本行政書士会連合会は、行政書士会の会員の品位を保持し、その業務の改善進歩を図るため、行政書士会及びその会員の指導及び連絡に関する事務を行い、並びに行政書士の登録に関する事務を行うことを目的とする。

この事は、Facebook上である行政書士の先生から知らされて知りました。知らずに名刺交換することが無くて、本当に良かったと思っています。教えてくださった先生に感謝しています。

写真なし名刺

急いで修正した名刺がこちらです。

東京に限定したくなかったので、あえて名刺には所属会を表示しませんでした。

その分、フォントを大きくしています。

行政書士の徽章であるコスモスのマークは、後で紹介する「開業セット」の書式集から取りました。

ラクスルでは、JPEGを簡単にアップロードして、オンラインでデザインを作成することができます。

裏面には、事務所のホームページのQRコードを追加しました。

QRコードの作成はとても簡単で、QRのススメというサイトでQRコード画像を作成してラクスルにアップロードしただけです。

写真付き名刺

4枚目は写真付き名刺です。

以前から、数名の先生方に、「写真付きの名刺の方が良い」とアドバイスいただいていました。その理由は、「交流会など、多数の士業が集まる場で、写真がないと忘れられやすい」というものです。

この理由はもっともだと思います。自分の写真を名刺に入れるのは恥ずかしかったのですが、思い切って作成しました。

現在、写真付き・写真なしの両方の名刺を持ち歩いているのですが、結局写真付き名刺しか配っていません(笑)。

箱が良い

ラクスルの名刺の箱は、メール便で届くためか、厚みが出ないように、50枚ずつ2部屋に収まっています。

このケースは、強度もありそうですし、カバンに入れたりするときにかさばらず、探しやすいのでとても気に入っています。