本投稿は昨日の続きになります。
中学1年のとき、地域で有名な不良と仲が良くなり、いろいろと悪いことをして、警察に補導されてしまうことが2度ありました。
その時、母親と家庭裁判所に行き、裁判官に「君はこういうことをする人間ではない」と言われました。
それまで、親からも、人からも、自分でも、自分のことを「価値がない」と言われてきた子供が、「そういう人」ではないと言われて、初めて、他人から自分の価値を認めてもらった気がしました。
私は、裁判官に強いあこがれと畏怖の念を持っているのですが、この出来事がきっかけだと思っています。
その後、その不良とは付き合わなくなり、ちょうどその時、テニスのウィンブルドンでボリス・ベッカーという若いドイツ人が優勝するのを見て、テニス選手にあこがれ、たまたま所属した部活が軟式テニス部だったということもあり、部活を真面目にやるようになりました。
軟式テニスとは、ゴムボールを使ったテニスでアジア限定で、世界的には、黄色い硬いボールを使う硬式テニスが主流です。
ラケットも違います。そのラケットが、公式ラケットは特に高く、親に買ってもらうことはできませんでした。
そこで、新聞配達をして、自分でベッカーと同じラケットを買いました。
橇の合わない養父のことを忘れるためにも、テニスに没頭しました。
新聞配達は毎朝4時に起床して、自転車で150件分ぐらい配っていました。
新聞配達用の自転車は大きめで重く、良いトレーニングになりました。
また、郵政公社の社宅があり、階段の上り下りが多かったのもよいトレーニングでした。
脚力はつきましたが、テニスのセンスはそれほどつきませんでしたが、それでも、テニスのプロになることにあこがれて、いろいろなことをしました。勉強は得意ではありませんでしたが、英語だけは力を入れました。
冬の早朝4時は真っ暗です。
時々、不思議な光を見ることがありました。
今思えば、UFOか、人魂だと思います。
母の親戚にも、霊感の強い人がいて、人魂の写真を見せてもらったことがありますが、同じような感じでした。
高校生の時、ストーブを付けた締め切った部屋で寝込んでしまったことがあり、明晰夢を見たことがります。

疲れてベッドの伏せていると、まるで雅楽のような高音の神々しい音が聞こえてきて、手足が動かなくなったこと思うと、大きな寺院のような場所の場面が移り、明るい光に包まれ、とても幸せな気持ちになりました。

疲れてベッドの伏せていると、まるで雅楽のような高音の神々しい音が聞こえてきて、手足が動かなくなったこと思うと、大きな寺院のような場所の場面が移り、明るい光に包まれ、とても幸せな気持ちになりました。sそして、なぜだか「南無阿弥陀仏」と唱えて、感動で涙を流して目が覚めました。
私は仏教徒ではありませんが、なぜそのような経験をしたのか今でもわかりません。
このころ、よく読んでいた本が、ジョセフ・マーフィーの『眠りながら成功する―自己暗示と潜在意識の活用』など、潜在意識に関する本でした。
今思えば、潜在意識にアクセスすることができたことのしるしだったのかもしれません。
(続く)