カヴェコペンシルスペシャルと一緒に購入したぺんてるのシャープペンシル、オレンズネロ0.3mmも使用して1週間以上たちましたので、レビューしたいと思います。
こちらは、モレスキンノートの方眼(0.5mm)におさまる小さい文字を書きたくて、初めて買った0.3mmのシャープペンシルでした。
0.3mmの芯は折れやすいのですが、このオレンズネロほとんど芯が折れることはありません。
0.3mmシャープペンシル入門用としては、買って正解だったかなと思っています。
芯の折れない「オレンズシステム」
「オレンズシステム」とは、自動芯出し機構のことです。
ペン先のパイプが押されて戻る時に、芯が繰り出される機構になっていて、自分で芯を出す必要がありません。
最初に1回ノックするだけで、芯がなくなるまで書き続けられます。
この芯出し機構は私が大学生であったころ、30年前にも0.5mm芯のシャープペンシルで存在していたと記憶していますが、何という名前だったかは覚えていません。
も一つの「オレンズシステム」のメリットとして、
芯がパイプに守られるので、「芯が折れない」ということです。
0.3mmの芯は折れやすいので、この特徴は非常に大きなメリットだと思います。
ちなみに、オレンズネロは芯の太さが0.2mmと0.3mmとの2通りがあります。
私が購入したのは0.3mmですが、0.2mmのモデルは、ペン先のパイプが普段は引っ込んでいるようです。
これは、持ち運び時にパイプが曲がったりすることを防ぐ上で利点だと思います。
オレンズシステム若干のデメリット
オレンズシステムの若干のデメリットとして、パイプで芯が守られているため、芯の先端が見えにくいていう点です。
0.3mmの芯であっても、芯の先端は若干斜めに削れていくので、特に細かい文字を書きたいときは、その先端の角を使いたいのですが、パイプのせいで芯の先端の位置が見えにくいです。
しかしながら、「オレンズシステム」の”ノックしなくて良い”、”芯が折れない”というメリットは素晴らしいので、細かい字を書くときは、芯の先端をパイプから出すか、別のシャープペンシルを使うことで対応しています。
デザイン
「ネロ」とはイタリア語で黒のことだそうです。
名前の通り、色はマットな黒で統一されていて、落ち着いた印象で高級感があります。
樹脂と金属を混合した特殊素材でできていて、特徴のある肌触りです。
形状は珍しい12角形で、グリップ部は滑り止め効果がありそうな形状になっていますが、ローレットほどのグリップ力では有りません。
(削り出した金属部品の塊をイメージしたそうです)
バランスが先端に寄っていて、安定感のある低重心設計です。
他のシャープペンシルとの比較
0.3mmのシャープペンシルこのオレンズネロが初めてでしたが、
その後、ステッドラーとスマッシュの0.3mmも購入して比較してみました。
比較した結果、「オレンズシステム」なしの0.3mmのシャープペンシルは、予想以上に”芯がおれやすい”ことがわかりました。
芯が折れやすいので、頻繁にノックをして芯を出す必要があります。
この作業が不要なところが、「オレンズシステム」最大の特徴です。
まとめ
オレンズネロはあまり安くはないのですが、
0.3mmのシャープペンシルの中では最も特徴のある、機能性の高い製品だと思います。
初めて0.3mmのシャープペンシルを使う人には是非試してほしい1本です。
「ぺんてる シャープペン オレンズネロ 0.3mm PP3003-Aのレビュー」への2件のフィードバック