(訂正:到達度確認模試第2回は合格判定でした)【行政書士試験】LECの3回分の模試結果を分析してみた

本日、今年会場受験で受けた3つの模試、

  • 「到達度確認模試 第1回」
  • 「到達度確認模試 第2回」
  • 「全日本行政書士公開模試 第1回」

について、科目毎の正答率傾向や、勉強時間との関連を分析してみました。

学習時間と模試の得点の推移

下の表のうち、到達度確認模試第1回と第2回はLECスコアオンラインによる正式添削結果です。

赤字は、添削結果が自己採点より高かったため訂正しています。

受験日7/188/229/5
試験名到達度確認模試1到達度確認模試2全日本行政書士公開模試1
法令合計得点126164160
法令足切り判定(122以上)(50%))合格合格合格
一般知識得点402432
一般知識足切り判定(24以上(40%))合格合格合格
総得点166188192
合非判定(180以上(60%))不合格合格合格
総得点率55.33%62.67%64.00%
試験日における累積勉強時間287.3517.9645.8

勉強時間に比例して、総得点数は上昇しているということができると思います。

今回の集計で、前々回受験した「到達度確認模試 第2回」の一般知識の得点を4点多くカウントしていたことがわかり、総得点178点で足切り点は満たしているものの総得点としては不合格の得点であったことがわかりました。

(2020年9月15日訂正)LECスコアオンラインに添削結果が掲載され、記述式の採点が自己採点より10点多く、20点と判定されていたので、合計点が10点アップし、総合合格判定となりました。

行政書士試験の合格基準

以下の要件をいずれも満たした者が合格とされています。

1)行政書士の業務に関し必要な法令等科目の得点が、満点の50パーセント以上である者(例年通りであれば122点以上)
(2)行政書士の業務に関連する一般知識等科目の得点が、満点の40パーセント以上である者(例年通りであれば24点以上)
(3)試験全体の得点が、満点の60パーセント以上である者(例年通りであれば180点以上)

法令択一問題の得点内訳

受験日7/188/229/5
試験名到達度確認模試1到達度確認模試2全日本行政書士公開模試1
基礎問題数222
基礎正答数211
基礎正答率100.00%50.00%50.00%
憲法問題数555
憲法正答数253
憲法正答率40.00%100.00%60.00%
行政法問題数191919
行政法正答数121613
行政法正答率63.16%84.21%68.42%
民法問題数999
民法正答数776
民法正答率77.78%77.78%66.67%
商法問題数111
商法正答数111
商法正答率100.00%100.00%100.00%
会社法問題数444
会社法正答数221
会社法正答率50.00%50.00%25.00%
5肢問題数404040
5肢正答数263225
5肢正答率65.00%80.00%62.50%
5肢得点104128100
多肢憲法問題数444
多肢憲法正答数343
多肢憲法正答率75.00%100.00%75.00%
多肢行政問題数888
多肢行政正答数547
多肢行政正答率62.50%50.00%87.50%
多肢問題数121212
多肢正答数8810
多肢正答率66.67%66.67%83.33%
多肢得点161620
法令合計配点184184184
法令択一合計得点120144120
法令択一正答率65.22%78.26%65.22%

3回分の集計を俯瞰してみて、会社法が弱いことがわかりました。

行政法・民法・憲法は比較的安定していますが、最近の「全日本行政書士公開模試 第1回」については、それぞれもう1問ずつ正解したいところでしたが、試験中に、過去2回よりも問題が難しく感じていたのも事実で、さらに基礎力を付ける必要があると思われます。

記述式の得点推移

受験日7/188/229/5
試験名到達度確認模試1到達度確認模試2全日本行政書士公開模試1
記述行政配点202020
記述行政得点6010
記述民法配点404040
記述民法得点02030
記述配点606060
記述合計得点62040
記述得点率10.00%33.33%66.67%

記述式は今回最も伸びた部分です。

勉強法としては、TACの「みんなが欲しかった! 行政書士の40字記述式問題集」を使い、記述式の解答パターンと出題の傾向を理解しました。

この問題集自体、まだ1周していなのですが、記述式の出題傾向を意識しながら、「肢別過去問集」や「出るとこ千問ノック」、「ケータイ行政書士六法」を学習し、記述式で出題されそうな問題には「記」に◯で囲ってマークをつけたり、要件と効果にアンダーラインを引いて学習していました。

引き続き、記述式の対策は続けていきたいと思います。

一般知識の得点傾向

受験日7/188/229/5
試験名到達度確認模試1到達度確認模試2全日本行政書士公開模試1
政治問題数232
政治正答数100
政治正答率50.00%0.00%0.00%
経済問題数212
経済正答数111
経済正答率50.00%100.00%50.00%
社会問題数333
社会正答数313
社会正答率100.00%33.33%100.00%
個情問題数322
個情正答率112
個情正答数33.33%50.00%100.00%
情報問題数122
情報正答数100
情報正答率100.00%0.00%0.00%
文章問題数333
文章正答数332
文章正答率100.00%100.00%66.67%
一般知識問題数141414
一般知識正答数1068
一般知識正答率71.43%42.86%57.14%

一般知識の足切りは6問正解ですが、6問ギリギリの正解だと合計点で不合格になる可能性が高いです。

理想は「到達度確認模試 第1回」の10問正解程度だと思います。

俯瞰してみて、「政治」と「情報・通信」の分野を強化すれば一般知識の得点が安定する可能性があります。

法令科目の勉強に追加して、この対策も加えていきたいと思います。

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