本日、今年会場受験で受けた3つの模試、
- 「到達度確認模試 第1回」
- 「到達度確認模試 第2回」
- 「全日本行政書士公開模試 第1回」
について、科目毎の正答率傾向や、勉強時間との関連を分析してみました。
学習時間と模試の得点の推移
下の表のうち、到達度確認模試第1回と第2回はLECスコアオンラインによる正式添削結果です。
赤字は、添削結果が自己採点より高かったため訂正しています。
受験日 | 7/18 | 8/22 | 9/5 |
試験名 | 到達度確認模試1 | 到達度確認模試2 | 全日本行政書士公開模試1 |
法令合計得点 | 126 | 164 | 160 |
法令足切り判定(122以上)(50%)) | 合格 | 合格 | 合格 |
一般知識得点 | 40 | 24 | 32 |
一般知識足切り判定(24以上(40%)) | 合格 | 合格 | 合格 |
総得点 | 166 | 188 | 192 |
合非判定(180以上(60%)) | 不合格 | 合格 | 合格 |
総得点率 | 55.33% | 62.67% | 64.00% |
試験日における累積勉強時間 | 287.3 | 517.9 | 645.8 |
勉強時間に比例して、総得点数は上昇しているということができると思います。
今回の集計で、前々回受験した「到達度確認模試 第2回」の一般知識の得点を4点多くカウントしていたことがわかり、総得点178点で足切り点は満たしているものの総得点としては不合格の得点であったことがわかりました。
(2020年9月15日訂正)LECスコアオンラインに添削結果が掲載され、記述式の採点が自己採点より10点多く、20点と判定されていたので、合計点が10点アップし、総合合格判定となりました。
以下の要件をいずれも満たした者が合格とされています。
1)行政書士の業務に関し必要な法令等科目の得点が、満点の50パーセント以上である者(例年通りであれば122点以上)
(2)行政書士の業務に関連する一般知識等科目の得点が、満点の40パーセント以上である者(例年通りであれば24点以上)
(3)試験全体の得点が、満点の60パーセント以上である者(例年通りであれば180点以上)
法令択一問題の得点内訳
受験日 | 7/18 | 8/22 | 9/5 |
試験名 | 到達度確認模試1 | 到達度確認模試2 | 全日本行政書士公開模試1 |
基礎問題数 | 2 | 2 | 2 |
基礎正答数 | 2 | 1 | 1 |
基礎正答率 | 100.00% | 50.00% | 50.00% |
憲法問題数 | 5 | 5 | 5 |
憲法正答数 | 2 | 5 | 3 |
憲法正答率 | 40.00% | 100.00% | 60.00% |
行政法問題数 | 19 | 19 | 19 |
行政法正答数 | 12 | 16 | 13 |
行政法正答率 | 63.16% | 84.21% | 68.42% |
民法問題数 | 9 | 9 | 9 |
民法正答数 | 7 | 7 | 6 |
民法正答率 | 77.78% | 77.78% | 66.67% |
商法問題数 | 1 | 1 | 1 |
商法正答数 | 1 | 1 | 1 |
商法正答率 | 100.00% | 100.00% | 100.00% |
会社法問題数 | 4 | 4 | 4 |
会社法正答数 | 2 | 2 | 1 |
会社法正答率 | 50.00% | 50.00% | 25.00% |
5肢問題数 | 40 | 40 | 40 |
5肢正答数 | 26 | 32 | 25 |
5肢正答率 | 65.00% | 80.00% | 62.50% |
5肢得点 | 104 | 128 | 100 |
多肢憲法問題数 | 4 | 4 | 4 |
多肢憲法正答数 | 3 | 4 | 3 |
多肢憲法正答率 | 75.00% | 100.00% | 75.00% |
多肢行政問題数 | 8 | 8 | 8 |
多肢行政正答数 | 5 | 4 | 7 |
多肢行政正答率 | 62.50% | 50.00% | 87.50% |
多肢問題数 | 12 | 12 | 12 |
多肢正答数 | 8 | 8 | 10 |
多肢正答率 | 66.67% | 66.67% | 83.33% |
多肢得点 | 16 | 16 | 20 |
法令合計配点 | 184 | 184 | 184 |
法令択一合計得点 | 120 | 144 | 120 |
法令択一正答率 | 65.22% | 78.26% | 65.22% |
3回分の集計を俯瞰してみて、会社法が弱いことがわかりました。
行政法・民法・憲法は比較的安定していますが、最近の「全日本行政書士公開模試 第1回」については、それぞれもう1問ずつ正解したいところでしたが、試験中に、過去2回よりも問題が難しく感じていたのも事実で、さらに基礎力を付ける必要があると思われます。
記述式の得点推移
受験日 | 7/18 | 8/22 | 9/5 |
試験名 | 到達度確認模試1 | 到達度確認模試2 | 全日本行政書士公開模試1 |
記述行政配点 | 20 | 20 | 20 |
記述行政得点 | 6 | 0 | 10 |
記述民法配点 | 40 | 40 | 40 |
記述民法得点 | 0 | 20 | 30 |
記述配点 | 60 | 60 | 60 |
記述合計得点 | 6 | 20 | 40 |
記述得点率 | 10.00% | 33.33% | 66.67% |
記述式は今回最も伸びた部分です。
勉強法としては、TACの「みんなが欲しかった! 行政書士の40字記述式問題集」を使い、記述式の解答パターンと出題の傾向を理解しました。
この問題集自体、まだ1周していなのですが、記述式の出題傾向を意識しながら、「肢別過去問集」や「出るとこ千問ノック」、「ケータイ行政書士六法」を学習し、記述式で出題されそうな問題には「記」に◯で囲ってマークをつけたり、要件と効果にアンダーラインを引いて学習していました。
引き続き、記述式の対策は続けていきたいと思います。
一般知識の得点傾向
受験日 | 7/18 | 8/22 | 9/5 |
試験名 | 到達度確認模試1 | 到達度確認模試2 | 全日本行政書士公開模試1 |
政治問題数 | 2 | 3 | 2 |
政治正答数 | 1 | 0 | 0 |
政治正答率 | 50.00% | 0.00% | 0.00% |
経済問題数 | 2 | 1 | 2 |
経済正答数 | 1 | 1 | 1 |
経済正答率 | 50.00% | 100.00% | 50.00% |
社会問題数 | 3 | 3 | 3 |
社会正答数 | 3 | 1 | 3 |
社会正答率 | 100.00% | 33.33% | 100.00% |
個情問題数 | 3 | 2 | 2 |
個情正答率 | 1 | 1 | 2 |
個情正答数 | 33.33% | 50.00% | 100.00% |
情報問題数 | 1 | 2 | 2 |
情報正答数 | 1 | 0 | 0 |
情報正答率 | 100.00% | 0.00% | 0.00% |
文章問題数 | 3 | 3 | 3 |
文章正答数 | 3 | 3 | 2 |
文章正答率 | 100.00% | 100.00% | 66.67% |
一般知識問題数 | 14 | 14 | 14 |
一般知識正答数 | 10 | 6 | 8 |
一般知識正答率 | 71.43% | 42.86% | 57.14% |
一般知識の足切りは6問正解ですが、6問ギリギリの正解だと合計点で不合格になる可能性が高いです。
理想は「到達度確認模試 第1回」の10問正解程度だと思います。
俯瞰してみて、「政治」と「情報・通信」の分野を強化すれば一般知識の得点が安定する可能性があります。
法令科目の勉強に追加して、この対策も加えていきたいと思います。
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