【おすすめKindle本】新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ

今日はブログ・YouTubeで有名なマナブさんがおすすめしていた『新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ』を紹介します。

 

 

この本は、『言ってはいけない 残酷すぎる真実』で2017新書大賞受賞した橘 玲さんの著作です。

 

【黄金の羽根】とは

作者の定義する【黄金の羽根】とは、「制度の歪みから構造的に発生する”幸運”」です。

その”幸運”は端的に言えば、お金のことにほかなりません。

その歪みが発生する制度として、

  • 1995年までの出版流通業界
  • 2002年ワールドカップのチケット
  • 海外投資
  • 先進国と発展途上国とでの人件費の差
  • 日本の自営業者(または中小企業の経営者)

などが登場します。

 

それぞれ、時代や歴史、社会的構造を背景として、あるものは期間限定、あるものは普遍的に存在していたりします。

 

これらの【黄金の羽根】を上手く手に入れることができれば、より多くのお金を手に入れ、あるいは手元に残し、幸せな人生を生きることができるというわけです。

 

著者 橘 玲 さんについて

2002年、国際金融小説『マネーロンダリング』でデビュー。同年、「新世紀の資本論」と評された『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』が30万部を超えるベストセラーに。06年『永遠の旅行者』が第19回山本周五郎賞候補。『言ってはいけない 残酷すぎる真実』で2017新書大賞受賞。橘玲公式サイト http://www.tachibana-akira.com/

 

『新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ』のレビュー

・結論:持ち家より賃貸の方がお得
1.頭金を資産運用に充てればいい
2.30年後に手に入った家は、資産価値ほぼゼロ(再利用のためのリフォームにもコストがかかる)
3.持ち家は不動産投資と同じリスク商品である(自分で使うか、人に貸すかの違い)
以上の理由から、経済合理性で考えれば賃貸の方がお得

・長期投資は本当に成功する?
長期投資が成功するという原則は、NYダウからの経験則
経済規模が拡大しているのは事実、だかそれは100年単位での話
2000年代初期TOPIXは10年で3分の1となっている

・サラリーマンが払っている税金
例として、年収600万円(40歳以上、専業主婦・子供2人)で計算する。
控除等を加味して計算すると、実質税負担は19%とそこまで高くない
ところが人件費の一部である社会保険料を加味すると、税負担は約3割となる

 

日本社会の制度の歪みによって、合法的に節税ができる方法などが紹介されています。
いかに日本のサラリーマンが税金と社会保険料を搾取されているか、個人と法人の使い分けによる節税、自営業者の経費の使い方、賃貸とマイホームどちらがよいか、生命保険がいらない理由、お金を確実に増やす方法論、これからの日本社会の傾向など、お金を増やす方法、無駄遣いしない方法がわかりやすい説明で書かれています。お金や法人の知識がない僕にとっては、新鮮な本でした。

 

タイトルと内容がいまいちあっていないような気もしますが
お金に関する知識として是非知っておきたい内容がぎっしりです。
その手の人には当たり前の内容なのでしょうが、読み手の利益を考えて書かれた良書です。

 

途中の難しい計算や法律などは半分くらい理解できない、ほんとにやらなきゃいけない時になったら税理士とよく話し合って勉強した方がいい。
まとめるとサラリーマンは税金が高く、歳をとるほど不利になっていき、いづれは誰でもできるマックジョブに引きずり降ろされるから、早めに得意な仕事のクリエイターになってサラリーマンやめて税金も減らす工夫をした方が良いよって書いてあります。今よりもっと自分が成長できた時に、また改めて読み直したら更に理解が深まりそうなので、その時まで勉強しつづけます。良い本だと思います。

 

まとめ

それぞれの記述は詳細なデータを元に緻密に記載されていて、わかりやすいです。

実際に独立したときに参考にできる内容で、今後も制度の改編にあわわせて、この本の内容もアップデートしてほしいと思います。

是非みなさんもお読みになって下さい。

 

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